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「ヘパリン類似物質」での美容について

皆さんこんにちは。からだデザイン薬舗の相川です。
 
皆さんは皮膚のトラブルや美容目的の際、どのような商品を
使用していますか?
 
最近、巷ではヘパリン類似物質入りの軟膏が話題になっている
ようです。
 
本来はアトピー性皮膚炎、しもやけといった皮膚のトラブルなどに
使われる軟膏で、皮膚科などで処方される保険適応の外用薬です。
 
手軽に高い効果が得られるとあって、人になっているようですが
実際のところ副作用などはあるのでしょうか。
 
今回はヘパリン類似物質とその問題点などについて解説をしていきます。


もくじ
ヘパリン類似物質とは
副作用とをつける事
化粧品と医薬品の違い
安易な使用の問題点
まとめ

 
 
ヘパリン類似物質とは
ヘパリンはもともと血液の凝固防止に使われる抗凝固薬です。
 
ヘパリン類似物質はヘパリンに似た作用をもつ成分です。
作用を大きく分けると
・血液循環の促進作用
・血液凝固を抑制する
・保湿作用
・抗炎症作用
・皮膚の傷跡(瘢痕)をキレイにする

などの作用があります。
 
この血液の凝固を抑えて血行を促進する、保湿するなどの
作用が強いため、化粧品などにも利用されています。
 
 
 
副作用とをつける事
ヘパリンは副作用の少ない薬といわれますが、ゼロではありません。
これはヘパリン類似物質も同様です。
 
よくあるトラブルは、皮膚炎、かゆみ、発赤、発疹などです。
 
また、血液凝固を阻害するので出血しやすい人、出血が止まりにくい人、
出血性血液疾患(血友病、血小板減少症、紫斑病など)
の方は使用
できません。
 
 
 
化粧品などと医薬品の違い
ヘパリン類似物質入りの軟膏などには、病院で処方されるもの
(ヒルドイド軟膏など)と市販薬があります。
 
最近ではこのヒルドイド軟膏を化粧品代わりに使用するケースが
あり、問題になっています。

 
ここで問題になるのが「医薬品」「その他の医薬品」です。
 
医薬品の定義
全部載せると長いので省略しますが、医薬品は
「日本薬局方に収められているもの」
「人又は動物の疾病の診断、治療又は予防に使用されることが目的のもの」
「人又は動物の身体の構造又は機能に影響を及ぼすことが目的のもの」

となっています。
 
つまり、あくまでも病などの治療や予防に使用されるものである
ということです。
医薬品は「医療用医薬品」「一般用医薬品」に分けられます。
 
医薬部外品の定義
次に掲げる物であって、人体に対する作用が緩和なもの。
「吐きけ、その他の不快感又は口臭若しくは体臭の防止」
「あせも、ただれ等の防止」
「脱毛の防止、育毛又は除毛」

となっています。
 
医薬部外品は認められる作用が限定的で、作用・副作用などが
医薬品に比べて弱いものになります。
 
化粧品の定義
人体に対する作用が緩和なもの。
「人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は
皮膚若しくは毛髪を健やかに保つために、身体に塗擦、散布その他
これらに類似する方法で使用されることが目的とされているもの」

となっています。
 
化粧品は作用が弱く、あくまでも美容目的で使用するものです。
 
 
 
安易な使用の問題点
「ヒルドイド」が問題になっているのは、医療用医薬品だからです。
上でも説明したように、医薬品は病などの治療に使用するもので
化粧品ではありません。
 
そのため病院で医師の処方箋をもらう必要があります。その際、
保険適応になるので安く買えるメリットがあります。
 
しかし、美容目的で処方してもらうのは医療費の増大を助長して
しまいます。
 
現に、「処方を制限すべき」「条件によっては保険適応から除外すべき」
という声があがっています。
 
何らかの形で制限がかかってしまうと、本当に薬が必要な方
たちが手に入れづらくなり、余計なお金を払わなければ
いけなくなります。

 
安易な美容目的の入手は控えるようにしましょう。
 
 
 
まとめ
いかがだったでしょうか。
ヘパリン類似物質はキチンと使えば有用なものです。
 
化粧品など美容目的であれば、一般用医薬品や医薬部外品の
製品が売っているのでそちらを買うようにしましょう。

 
間違っても保険を使ってヘパリン類似物質入りの製品を
手に入れようなどと思ってはいけないですよ!

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